Daily Life at the LIGHT HOUSE

持続可能な地域をつくるために。【YaH株式会社:島貫 陽】(起業インタビュー)

ライトハウスから新しい起業家が生まれました。

今回は、4月からライトハウスで起業した「YaH株式会社」の代表取締役 島貫 陽(しまぬき あきら)さんへインタビューをしてきました。

YaH株式会社 代表取締役 島貫 陽さん

仙台市出身。5歳の時に親の転勤で埼玉県に移り住む。小さい頃から虫取り、魚とりをするのが好きで、雑木林や小川に出かけて遊んでいた。大学をて出てしばらくは、漠然と”自然の仕事がしたい”と自然学校のボランティアや生物調査会社のアルバイトなどをしていた。その後、自然の中での楽しみ方を伝える職業”インタープリター”をシリ、全国各地のビジターセンターで職員として経験を積む。5年前、広葉樹でものづくりがしたいと木工の世界に転身するも、就職先の建具屋で左手に大怪我を負って入院。木工家としての未来を諦めざるを得なくなった時、学生時代にNHKの番組を見て興味を持っていた遊佐町で地域おこし協力隊を募集していることを知り、縁も所縁もなかったが移住を決意。遊佐町で暮らした2年間、街の自然に高いポテンシャルを感じたが、それに気付いている地域の人は意外と少なく、地域外の人にもうまく伝わっていないことがわかった。その頃から起業を考え始める。そして、情報発信不足と二次交通の課題を解決すべく「YaH株式会社」を2018年3月に設立。

趣味は生き物観察、カレー作り、茶道、散歩しての写真

YaH株式会社について教えてください

YaH株式会社は東北の”二次交通””情報発信不足”を解決する企業です。二次交通というのは、駅や空港からの移動手段のことを言います。庄内は空港も駅もありますが、到着してからの移動手段はタクシーや徒歩などに限られます。酒田にはレンタル自転車もありますが、今あるのはママチャリで、かっこいいとは言えないような状況です。これから先、海外からくる観光客の人向けにも、二次交通の整備と、情報がそれを必要としている人たちにちゃんと届くような仕組みづくりが必要だと考えています。

具体的には、スポーツバイクのレンタルをしたり、自分が運転手兼ガイドになったりして、観光に来た人たちを案内するサービスを提供していきます。

どうして旅行業をしようと思ったのですか?

もともと、私は遊佐町の地域おこし協力隊だったんですが、ミッションは鳥海山・飛鳥ジオパーク(当時は日本ジオパーク登録前)の推進でした。ジオパークでは、”持続可能性”というテーマで事業設計がされていて、「保全、教育、地域振興」という3要素を非常に重要視しています。この考え方はすごくいいなと感じていました。ですが、ジオパークに関わるある人が「今の遊佐で観光の目玉になれるのは鳥海山しかない」ということを話していて、”持続可能な地域”実現の前にはたくさんの課題があることに気付いたのです。自分が見て来た素晴らしい景色や、自然の中で感じることができる面白さを、庄内以外の人にもっと伝えて、観光の目玉を増やさなければと思いました。

観光や旅行業を考えるようになり調べていくと、素敵なスポットはたくさんあるのに、そこにいくまでの交通が整備されていないことがわかってきました。そこから二次交通の課題も考えるようになり、この二つの課題を解決すれば、ジオパークに関わっていた時にすごいと感じた”持続可能な地域”が実現できるかもしれないと考えました。

自分が好きだった環境教育という、自然の楽しみ方を伝えていく要素も含めることができますし、これから盛り上がってくるインバウンド事業にも広がると思いこの旅行業をしようと思いました。

起業を意識し始めたのはいつからでしたか?

今思い返すと、地域おこし協力隊の時からだと思います。協力隊の任期が終わってからの仕事を考えないとなと思っていた時から、どこかに属することもなく、自分の好きなことや得意なことを活かせる仕事を考えた時から、自分で仕事を作るという答えが出ていたのだと思います。

あとは、本気に活動をしてみよう!と思ったきっかけは、このライトハウスで毎月開催されていたピッチイベントの「DODODO」に参加したことでした。DODODOに参加して、登壇者特典のライトハウス無料券を使ってここを利用していた時に、代表の池田さんやスタッフの方から支援をいただき、本気で起業を目指そうと思いました。

 

起業準備中、ライトハウスではどんなことをしていましたか?

当時は、いろんな人に話をして協力者を集めようとしていたのですが、ライトハウスでは、自分の事業内容をまとめることに多くの時間を使っていました。

集中しやすい雰囲気でしたし、ライトハウスにくる人はモチベーションの高い方が多く、自分のモチベーションも高く維持できるのがいいと思いました。池田さんなどから色々アドバイスをいただいたりと、起業家を支援・応援するということを身をもって感じました。

 

今後の目標について教えてください

いつかは、ビジターセンターやネイチャーセンターのような、旅人だけでなく、地域の人も集まる場所を作りたいです。そしてその中には、自然や地域に関する本や情報があったり、自然観察ができる場所があったり、そして、人と人が繋がりあえるようなコミュニケーションが生まれる場所を作りたいと思っています。

 

島貫さん、ありがとうございました。

旅行業をメインに、二次交通と情報発信不足を解決し、訪れた観光客だけでなく、地元地域の人にもその魅力が伝わるよう、私たちライトハウスも応援していきます。

これからもよろしくお願いします。

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