VOICE
HARUKI SAITO
齋藤 晴紀さん

株式会社もっけだのフードサービス 代表取締役

齋藤 晴紀さん

ラーメンで「人の喜びをつくる」もっけだのフードサービス

事業内容について教えてください。

「ラーメン風林火山」というガッツリ系のラーメンと「中華そば雲ノ糸」という煮干し中華そばの二つのブランドを展開しています。

ラーメン風林火山、中華そば雲ノ糸ともに山形県の山形市、鶴岡市、酒田市に1店舗ずつ、計6店舗を経営し、通販も行っています。

私達は『地域や社会に喜ばれる会社をつくる』という大きなビジョンに向かってチャレンジを続けています。

地元で潰れにくい業種をリサーチして始めたラーメン店

ラーメン店を始めたきっかけを教えてください。

きっかけは、27歳の時に祖父が亡くなったことでした。

その頃は東京でアパレルの仕事をしていましたが、家族のことを考えるきかっけとなり、地元酒田に帰り会社を立ち上げようと決めました。

地元で潰れない会社、業種に絞ろうとリサーチし、もともと好きだったラーメンしかないとラーメン店に決めました。その頃は、年間で400杯以上のラーメンを食べる生活を12年続けていて、ラーメンのコミュニティにも入っていました。

3年間東京で修行し、2015年、30歳の時にラーメン風林火山鶴岡本店をオープンしました。

株式会社もっけだのフードサービス ラーメン
株式会社もっけだのフードサービス ラーメン
株式会社もっけだのフードサービス 代表取締役 齋藤 晴紀さん

LIGHTHOUSEに入居されたきっかけは何ですか?

起業当初から会社を大きくして本部機能を作ることは計画をしていました。

LIGHTHOUSEに本部を構えたのは、4店舗目をオープンした頃です。本部を構えることは会社としては負担も大きく、タイミングの見極めが重要でした。

固定費を抑えられること、また退去時の原状復帰なども考慮すると、このシェアオフィスという仕組みが、そのフェーズで勢いをつけるには良い選択でした。

実際に利用されて、いかがでしたか?

事務の女性スタッフが明るい雰囲気の中で仕事ができたことが、良かったですね。

飲食業界でもラーメン店の現場はどちらかというと男くさいような印象が持たれると思いますが、こんな雰囲気の中で働けると思わなかったという声が聞かれました。

個別に事務所を構えるとどうしても閉鎖的になりがちですが、外部の人とも関わりながら仕事ができるこのLIGHTHOUSEは、これまで大きな会社の事務を経験してきたスタッフにとっても新鮮な環境だったようです。

LIGHTHOUSE館内

LIGHTHOUSEのオープンスペースで、定期的に全社会も開催されていましたよね。

なかなか他の企業の全社会を拝見する機会はないので、とても印象的でした。

そうですね、全社会は店舗の営業を全て休むのでコストもかかりますが、大切にしています。

目の前のお客さんが喜んでくれる、それだけでも十分ですが、自分たちは何のためにやっているのか、自分の仲間がどういう人間なのか、地域にどういう影響をもたらしているのか、そういったことを共有、実感してもらうために続けています。

普段働く店舗とは違う雰囲気のLIGHTHOUSEに集まって行うことも、地域にとって新しいことにチャレンジしている会社であるというメッセージを伝えるには良い場所だったのではないかと感じています。

また、LIGHTHOUSEに入居している他のスタートアップの企業にとっても意義のあることだったと思っています。

社員を増やしながら事業を拡大し続ける私たちのエネルギー、全社員が一堂に会したエネルギーというのは、おそらく他社の皆さんにも刺激を与えることができたのではないでしょうか。

新たなフェーズに入り、LIGHTHOUSEを卒業

もっけだのフードサービスさまのエネルギーには、本当に日々刺激を受けていました。LIGHTHOUSEを退去するきっかけは何だったのでしょうか?

風林火山酒田店の移転のタイミングで、本部を構える良い場所が見つかったのが理由です。

社員が増え研修や全社会を行うにも手狭になっていましたし、私たちがここにいるべきではないと感じるフェーズに入っていました。また私たちと同じようにスタートアップで固定費をかけずに勢いをつけたい企業が入るのが、あるべき形だと思いました。

私たちが入居した当初はシェアオフィス会員も少なく、巣立っていくイメージすらなかったように思います。大きくなって巣立っていく、というこの形を作れたのではないでしょうか。

活気は人が作るもの。人を集めながら成長する企業が入居して、人の流れを作ることが必要です。その中で切磋琢磨しながら大きくなり、LIGHTHOUSEが登竜門のような存在になると良いなと思っています。

株式会社もっけだのフードサービス

最後に、今後の展望を教えてください。

山形県や近隣のお客様から喜んでもらえること、満足度を上げることにまずコミットする。

その上でのチャレンジとしては、海外展開を考えています。

すでにスープの卸はスタートしていますが、今後アジア圏でのスープや麺の提供などを進めていく予定です。

株式会社もっけだのフードサービス

毎日食べられるほどあっさりした美味しさの「中華そば 雲ノ糸」、一度食べたらこってりした味が忘れられなくなる「ラーメン 風林火山」。

庄内・酒田エリアに根付いた2つのブランドで、現在は山形県内に6店舗を展開。その味を求めるファンは県外にも多く、県外のイベントにも出店している。

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